吐く息は白く
冷えた指先
暖める
今年も寒くなったね
君が好きだった
あのメロディを
口ずさむ
どこかで君もそうしてる?
あの日見てたのは
笑顔の君と
暮れなずむ空の色
それも今はもう
見えなくなった
離さないでと
君は言ってたのに
街が華やいだ
季節になると
僕は思い出す
君のこと
確かめるように
そっと傷に触れる
あぁまだ消えてないんだなぁ
二人で過ごした
思い出達が
夜に散らばって
街路樹に
灯る明かり
きっと君のことは
あぁ忘れられない
いつかまた
逢える日が来たのなら
大人びた振りをして
笑っていたい
ずっと胸に灯る
あぁ暖かな光
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