放射状に滲み沈んでく

ブラウスボタンほどけて落ちた
ベッドの下に見えなくなった
結えないままのカフス揺らし
凍るハンドル握ったら

リズム良く紅潮してく
君の待つ呼吸追いかけ
悴んで赤くなる手
きゅっと隠してしまったんだ

言葉さえ悔い病み凍もる月
向こう沖に降りて
置いてくばかり追いつけなくて
ペダル漕いでる

ブラウスボタンほどいて脱いだ
ベッドの奥に深く潜って
結えないままの僕を揺らす
君の面かげ縋ってる

鳴り止まず拡張してく
愛おしい呼吸追いかけ
悴んで傷んでく手
君を離してしまったんだ

景色ごと蝕む朽ちる月
向こう沖に咲いた
置いてくばかり追いつけないよ
ペダル漕いでる

寝付けない夢と暗がりに探す時計
1時45分
また、逢えるかな..