リイン・カーネーション


僕はもう　精一杯さ
どんな悪路も　乗り越えて来た

置いて行きなよ　ここが最期さ
刹那一世　楽しかったさ


どんな日も　君とだから
久遠と思し
細やかな苦も
乗り越えられた


青く澄んだ　空の中で
お天道様も　僕に微笑んで
揺るぎのない　心一つ持って
手土産としようか

夢見た日々　散々の記憶
この鼓動は
風前の灯さ

いつかまた　再会出来たならば
また共に歩もうか



気遣いで　精一杯さ
人それぞれの　世界観故

確証など無い　嗚呼
こんなこと言ったとて
それすらも　確証は無い



生態信号　絶える頃に
この景色達は
雄大な世界は

何を思うだろう

忘れないでくれよ
僕のこと


数多の記憶　消えゆく視界
気付けば随分と
連なった時間だけが
僕の日々を　証明してくれるか

透明なままで


刹那の日々　笑いあった友よ
この世界は　風前の灯さ
いつの日にか　再会出来た時に
また笑いあえたら


世界が終わる　僕が終わる
恐れないで　きっとまた逢えるさ

忘れないよ

忘れたくないからさ

この世界を



僕はもう　精一杯さ
こんな悪路　乗り越えられない

しかしながら　悪くないかもな

この先に　
君がいるのなら