赤い月が照らす夜に
ふらりふらり彷徨い歩いている
だって何もわからないの
わたしは何を探せばいいのか
どこにあるかも知らないの
それでもわたし探しつづけるわ

世界の果ての誰も知らない
国はイラナイモノで溢れている
煌びやかな他国とは違う
――深い闇に取り憑かれたままで

ないないないどこにもいないないないの
うまく填められる破片(ピース)が見つからないわ
「何処かにあるはずなの…」
罅が入ってる鏡の向こう　泣き喚いているのはだあれ？

壊れた玩具の欠片に
真逆に時を刻んでる時計
埃を被ってる絵本
糸の解けたくまのぬいぐるみ
砕け散った硝子の靴
わたしが求めてるものじゃないわ

世界の果ての誰も知らない
国はイラナイモノで溢れている
煌びやかな他国とは違う
深い闇に取り憑かれたままの――

ないないないどこにもいないないないの
軋む身体から錆びついた螺子が落ちた
「そこにあるはずがないでしょう」
開かれた扉の向こう　微笑んでいるのはだあれ？

ないないないどこにもいないないないの
うまく填められる破片が見つからないわ
「何処かにあるはずなの…」
罅が入ってる鏡の向こう　泣き喚いているのはだあれ？