【Snow, night, and my love】

白い雪がふわふわり
黄の光はちらちらり
夜八時の街灯に映る
白さ儚げに落ちていく…

割り切って手袋とコート引っつかみ
外に飛び出した寒空の夕方五時
クリスマス前の街の明りにはとても
心が何故か救われた気がしてて

電話から洩れる「分かれよう」
家族がいるリビングで叫んだ
駆け足で自分の部屋に飛び込む
枕に突っ伏して叫んだ言葉は
「さよならなんていわないで」





白い雪がはらはらり
赤の光はゆらゆらり
夜七時の街中に香る
甘い香り溶けていく…

涙でぐしょぐしょになった布団に
枕になすりつけた寒空の夕方六時
クリスマス前の部屋の明りには何故か
体が温かくなっていく気がしてね

私から洩れる「まだ居たい」
誰もいない個室で叫んだ
急ぎ足で自分の部屋から飛び出す
マフラーに包まれて呟いた言葉は
「さよならなんていわないで」



いつぞやのバレンタインのチョコ
あの日渡した誕プレのRing
腕に提げた番いのブレス
君と交わしたクリスマスのKiss…
雪が目の前落ちる度
思い出は薄れてくそんな夜

白い雪がゆらふわり
街の光はゆらちらり
夜十時の街中彷徨う
儚い私過ぎていく…