読み慣れた本に縋り付いて
答えを探す
塗りつぶした影は
何を隠したかったの
破られた葉を掻き集めるように
大事にした
沿うように雪崩ていく
手を掴み損ねて
駆り立てるような荒い手招きで目を醒ます
冷たい控えめな目覚ましが響き断ち切った
歪な鍵穴を持った
この部屋から呼び起こす
見捨てたあの人のこと忘れたまま
頭の中解かれていく
役目を終えた本を置き去りに
答えを探す
残した余白は
何を伝えたかったの
秘密を抱いたままどこへ行った
気づかないで
掴めないその手からは
振り払うように見えた
騒ぎ立てるような粗い手招きで目を醒ます
淡く焼ける音の目覚ましが響き鳴り止んだ
花を掬うように枯れた会話も救えるのなら
きっとこの手は綺麗なままでいられるのでしょう
駆り立てるような荒い手招きで目を醒ます
冷たい控えめな目覚ましが響き断ち切った
花を掬うように枯れた会話を救った
きっとこの手は綺麗なままで
見せてくれるのでしょう
勘違いの始まりの様な
分岐した木目を辿った
深くなる年輪映す扉に
想い閉じ込めたまま
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