このまま終わってしまえるなら
どんなに僕は嬉しいだろう
ああ、雪になりそうな
雨が降る、雨が降る
もう、遠く消えそうな
光が差す、光が差す
バツの印をただ見ている
見つめているだけ
繰り返すままに過ぎていく
時はなぜか妙に優しくて
このまま終わってしまえるなら
どんなに僕は嬉しいだろう
まわる世界にただ怯えて
怯えているだけ
変わらぬ馴染みの風景を
疑い訝しみ猜疑して
一体何時になれば
僕は日常に戻れるだろう
ああ、もう色付きそうな
木の葉が散る、木の葉が散る
言の葉たちをただ紡いで
紡いでいるだけ
愛していた今日の日々を
遠くに見つめるこの瞳は
狂おしいほどの愛しさを
抱けるほどにはまだ綺麗だ
いつも通り朝が来て
いつも通り夜が明けるのなら
意味を探すのはもう後回しで
少しくらいなら良いでしょう
いつの日か僕が笑えるまで
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