花と輪郭

穿ってしまう後悔の正体を
眠ってしまう愛憎の行く末を
詳らかにする夜に
そっと可憐に咲いた花
紅く、揺れる

綺麗な夜を
汚した僕の
形一つを暈してしまえ
花の涙を
盗み損ねた輪郭が
緩やかに解けていく
夢を見ていた

揺らいでしまう虹彩
絡まった想像に
黙ってしまう差異と
瞬いた境界線

振り返れば直ぐそこに
たった一つ輪郭が
淡く、溶ける

隠した夜の
行方も知らず
花の涙に溺れていくと
ある眠る街
いつも通りの結末が
訪れて壊れていく

緩やかに解けていく
夢を見ていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花と輪郭 / 雨歌エル・初音ミク【歌詞】

歌詞です。

閲覧数:2,629

投稿日:2021/03/14 22:13:12

文字数:246文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました