1.
夜空に映える蒼い硝子の月を背に
紅き尖塔に立つ君に見惚れる

儚げなその姿に僕は何を重ねる
花か雪か、刹那に煌めく何かを思う

首筋に感じる吐息
突き立てられる純潔の<白い>牙
零れ出る僕の命<しずく>を甘えるように啜る君が

ただ愛しくて、唇<キミ>を奪う
広がる罪の味 芳醇な背徳
(いま 君を見つめるの)

求める君をかわし 牙を優しく愛でる
(欲しいなら 求めてよ)

薔薇の唇伝うは 露は白か赤か
(君の口付けに酔うの 穢れた愛の歌)


2.
幻燈機が映す影絵の中で
舞い降りた君は天使か悪魔か

君の瞳が切なる祈り
捧げる殉教者<シスター>に見えて

まるで子供のように無垢に
強請った君の温もりを

手を伸ばし引き寄せ 頬伝う滴を味わう
(いま 君と愛し合う)
そして君を僕の首筋に誘う
(怖いもの 何も無い)
今宵も繰り返す
契約のキス交して 蜜吸う蝶のように
(永遠を誓って其処は 禁断の楽園<二人のエデン>)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『溺れる、牙』重音テッド・重音テト

原詩:京輔(兄)
改変:しらは
兄になんか歌詞のネタくれーと言ったらくれました(笑)
原題は『吸血姫の下僕』との事なので、そんなイメージで。

閲覧数:141

投稿日:2011/10/07 19:32:24

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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