言い掛けた本音を無理やり飲み込む
皮繋ぎの端は希望や涙で
自ら千切った

消えそうな孤独の姿に笑顔を
降り募るばかりの季節と明日は
亡き者の為に

これでいいのかな ここでいいのかな
さかむけの痛い指で転がした
これでいいのかな ここでいいのかな
さかむけの酷い皮を毟りとる

大丈夫きっと 時間は流れる
咲ききれず枯れたフリージアの花
大丈夫そっと 風は揺れている
許される時にフリージアは語る

色の無い空から瞳に注いだ
潰れてもいいのに優しい麻痺だけ
押し進めていく

これでいいのかな ここでいいのかな
しもやけも冷えた指で探してた
これでいいのかな ここでいいのかな
しもやけも毟る指を掻き毟る

次の冬が終え 陽射し伸びたって
陽だまりで楽になりたくなんかない
その次の冬も その次の冬も
凍り付く時にフリージアが咲いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

フリージアの死人

2022/10/17 改訂

閲覧数:136

投稿日:2022/10/17 10:56:16

文字数:366文字

カテゴリ:歌詞

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