A
それはただ遠くへ
飛ぶために生まれたけど
いつからか自ら
墜ちることを覚えた
ただ
B
空を埋め尽くす
魂で折られた舟達は
S
紙飛行機 何処へ行くの
雨も風も耐えたのに
紙飛行機 墜ちて行くの
自分の羽根が重くて
A
無数の影が舞う
故郷へと還る群れ
ただ
B
時間の風を流れて行く
孤独な舟達は
S
紙飛行機 何処に行くの
誰の朝へ向かっても
紙飛行機 墜ちて行くの
止まること禁じられて
(読み)
それはただとおくへ
とぶためにうまれたけど
いつからかみずから
おちることをおぼえた
ただ
そらをうめつくす
たましいでおられたふねたちは
かみひこうき どこへゆくの
あめもかぜもたえたのに
かみひこうき おちてゆくの
じぶんのはねがおもくて
むすうのかげがまう
ふるさとへとかえるむれ
ただ
じかんのかぜをながれてゆく
こどくなふねたちは
かみひこうき なぜにゆくの
だれのあさへむかっても
かみひこうき おちてゆくの
とまることきんじられて
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