寝息

仄暗い朝が来て
まどろみの奥をはむ
狭いベットの中のぬくもり惜しんで
冷めた地面を蹴る

やけに変わった口癖も
不機嫌そうな横顔も
少し横暴な性格も
そんなに悪くないよ
君の息の音が
ふわって香る首筋が
愛おしくて悲しくて

さめないでさめないで
柔らかな光を待って
君となら沈んでくとしても
そよ風がカーテンを押し上げた暗い朝に
キラキラ髪が揺れて揺れて　あぁ

にび色に溶ける青
冷たい匂いの空
暗い部屋に沈んだぬくもり惜しんで
冷えた街を見ている

漫然とした毎日も
辛辣なこの世界も
君が部屋で待ってるなら
それはそれでいいかなって

君の息使いが
頬に触る前髪が
愛おしくて悲しくて

さめないでさめないで
柔らかな光を待って
君となら沈んでくとしても
そよ風がカーテンを押し上げた暗い朝に
キラキラ髪が揺れて揺れて　あぁ

君がそれでいいなら
それでいいから
愛おしくて悲しくて

さめないでさめないで
柔らかな光を待って
君となら沈んでくとしても
さめないでさめないで
部屋の戸を閉めるまで
どおしようもなく　好きで　好きで　
どおしようもなく　好きで　好きで　あぁ