時計の針が終末を示した どうやら世界も寿命のようだ
ゆっくり音も立てずに壊れてゆく 人々は為す術もなく
「死にたくない」 声が聴こえてくる わたしの声が泣き叫ぶ
おかしい ありえないはずなんだ たぶん 誰かがわたしを惑わす?
「死にたい」 昨日つぶやいた声がなぜ そんなことを口にできるの
「死にたくない」 けれど聴こえてくる わたしの声の他人なのか
かたくなに拒んでもわかってる これは正真正銘わたしの声だ
認めよう 仕方なく けれど納得はできない
生きるのを諦めたはずだったから
時計は未だ進み続けるらしい どうやら猶予が付いてるようだ
いきなり声も出せずに倒れてゆく 人々を見て怖じ気づく
「死にたくない」 確かな理由がある 思い出せなくて苛立つ
がらくたにまみれた街を見る あれは正真正銘わたしの文字だ
刻まれた 文字盤の 数字が気付かせてくれた
あの時計の作者こそ わたしだったんだ…
「死にたい」と言ったから だけれど本心じゃないとわかったんだ
今すぐ 止めたい 時間を 戻そう 世界を
必死で針を強く押し返す
激しい痛みに逆らいながら そして…
かすかに秒針が巻き戻る あと少し勢いがあれば大丈夫
指先に 「死にたくない」 確かな思いを詰め込む
ゆっくりと終末が明けようとしてる
「生きたい」と願うように
00:00 / 05:06
終末シンドローム2013
以前作ったものを音源を変えたりして作り直しました。
…はい。
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
takaokatoshiya
ご意見・ご感想
あきのさん、おはようございます。
切ない思いも伝わる、滑らかでかっこいいロックソングですね。想いの深い叙情的な歌詞もいかしています。 (^^♪
2013/01/06 08:18:13