薄暗い部屋の片隅にひっそり佇む思い出のかけら
日々を綴ったあの日のページは空白のまま
日常を掻い潜って逃れた先には滲んだページと
来ることはもうない消えた世界の破れ去りし夢
あぁ今も夢見る
どうすれば帰れるの?
あの日の様な道標を
暗闇の中に見つけた星
今もまだ輝いているのかな
ごめんね
まだ歩けない
まだ続きは書けないから
グラスの結露越しに見た世界は
美しい写し絵の様に
カタチはないけど
現実と未来を繋ぎ止めている
もう戻れないのに
根拠のない期待に
夢を託してしまうの
いつも左に結んだ手に
温もりを感じていたいから
ごめんね
まだ進めない
描き出すあの日の続きを
君と出会ったその時には
何を見てたの
あぁ想い出す度
涙は頬をつたって
空白を埋めていくの
無邪気に笑う二人の絵は
あの日々を飾るものだから
ごめんね 忘れたくない
まだ今も愛しているの
右手に光る指輪はもう
過去の日を映していないから
ありがとう
もう進めるよ
さようなら
「幸せでした」
diary
しっとりねっとりバラード
泣いてね
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