約束

ねぇ ずっと一緒にいてくれる？

明日もこの海に来たいって言っても
明後日が泣き出しそうなほど暑い日でも
例えば私が相応しい季節には
この砂浜には来たがらないような人間でも

日陰を選んで歩く様なまねはしないと約束するから

そしてあなたは黙って
サンダルをあたしの手から引き取った

瞼を下ろせば自然に降って来るキスを
伸ばせば必ず繋いでくれる手を
特別なものとは思わない

だけどいつか“当たり前”じゃなくなる時が来るのを知っているから

めいっぱい今を大事にするね



思ってもいないあなたの悪口を

何度突き立てても書き終える前に波がさらってく
悪いことは出来ないねとからかうあなたに
好きだと呟いても同じ波の音がさらってしまうの
だからこの気持ち信じてね

嘘もほんとも同じこの喉を精一杯震わせると約束するから

ちいさなガラスのかけらを
お土産ね、とその手のひらで掬いあげた

夜が更けてもあたしを求めるメロディを
“疲れた”って肩に乗るあなたの頭痛を
馴れ合いだなんて思わない

だけどいつか甘えられなくなる時が来るのを知っているから


めいっぱい今を大事にするね



ねぇ ずっと一緒にいてくれる？
夏を待つ海で
この口から同じにしか出て来ない
嘘も真も波に浚われた

だけどいつかこのままじゃいられなくなる時が
来るのを知っているから

めいっぱい今を大切にするね


―――
歌詞のイメージを分かり易く、と思ってもいちこには絵の才能はないからね。
あたいの汚い足に需要は無いと思うけど一応…。
写真を持って帰ったり使ったりしないでください。