※注意※
多少の改変は有りですが
必ず連絡してください。


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rain



うつむいたその瞳には
今は何が映るだろう
溶ける氷の音だけ
静かに響いていく


思い出すのは
２人で見上げた夜の空
キレイとつぶやく
君の横顔が今もまだ


ただいつまでも
続くと信じた
交わした言葉の数だけ
零れてく
ふと手のひらに落ちる雫が
頬に流した涙さえも
消していく痛みさえも


傘を差し歩いてゆく
２人のわずかな距離は
雨音でかき消されて
気付かないまま遠く

色とりどりの
光が散って落ちていく
あとに残るのは
寂しさと思い出だけが

ただ描いてた
君との未来（明日）も
さらさらと音をたて流れる
砂のよう
あの日聞こえた　僕の名前は
今もまだこの胸締め付ける
君の手は届かない


ふとすれ違った時
あの笑顔のまま
君の名を呼ぶ声が
それはもう僕ではなくて


大粒の雨が
強さを増してく
水溜りに２人だけはもう映らない
交わした言葉の数だけ
零れてく
ふと手のひらに落ちる涙は
誰も気付かないのだろう

ずっと










(c)実松