1
A
黒い着物に 金の蝶
紅(べに)と揃いの 帯締めて
細い腰には 刀さし
今宵も1人 練り歩く
B
女だとて みくびるな
握る刃(やいば)は 飾りじゃなし
喧嘩上等 いざ勝負
S
うごめく影の 悲鳴が上がる
月明かりの下(もと) 赤い華咲く
負けなど知らぬ 『闇』の盛り(さかり)を
綴れやこの身の 一代記
2
A
黒に隠した 白い肌
左肩には 女郎蜘蛛
長い煙管(きせる)を 咥えつつ
今宵も私 練り歩く
B
女だとて あなどるな
動くこの目に 狂いはなし
博打上等 いざ勝負
S
飛び交う声に 並ぶ小判が
私の姿を なお光らせる
負けなど知らぬ 『闇』は盛り(さかり)ぞ
彩る(いろどる)この身の 一代記
C
型破り(かたやぶり)
常識御無用(じょうしきごむよう)
舞うならば
独り(ひとり) 私色(わたしいろ)に
A
己(おのれ)の体 望む道
天狗の如き(ごとき) 高下駄(たかげた)で
地をかき鳴らし 進みゆく
この命火(いのちび)が 尽きるまで
S´
今宵も進む 己(おのれ)の道は
奈落への道ぞ 堕ちる時まで
『闇』は何にも 染まることなし
飾るはこの身の 一代記
綴れやこの身の 一代記
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