予測変換で出会う君に
人工知能を求めた
ならばわかるだろう
二度と変換しない字面
なんど誓って、
なんど願っただろう
そのたびに都合のいい抜け道を覚えて
そのたびに生きるための規定を増やして
過去の誓いはまるで今思いついたように鮮明で
理由が分からないくせに生き方を飛び越えたのは
昔誓った思い返し
都合よく忘れて 書き換えた
刃物のような記憶の行き場は
背中から刺される今だ
そうして追いやられて前へ
追い出されて前へ
誓いで選べない道には
ガラスの羽を突き刺して飛んでいこう
君の住む街へ
ほかのやり方を教えて欲しかったんだ
もう飛び立ってしまったよ
理由をつけて僕を消さないで
何度でも到るここでは
まるで君の名を記憶してないみたいに
鮮やかになんども、なんども出会う。
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