死んだおばあちゃんが
頭を撫でてくれた
思い出す線路が軋む時
いい子だねって
仕草がかわいいなんて
細めた目の奥で湿る光
それは時々渦巻いて
いい子だねって
錨を下ろせば魚が泣くから
船に乗るのはやめた方がいいと
白いテープを投げる
汽笛が鳴るからいそいそと橋を渡る
靴音が生む波紋と笑い声
射し込む朝日
見送りの汽車
手を振ってくれるのは誰だ
レールの継ぎ目から蒔け花
死んだおじいちゃんが教えてくれた
爆弾でばらばらになった友達
いい子でいてと
小さな爪を見ながら
テレビでライオンが吠えた
ずっといい子で
いつかなくなるのならいっそのこと
あの時のただ嬉しかった
夢見心地な体のままで
でも今にも船は港を離れようとしている
かもめがずっと遠くで鳴いてるのが聞こえる
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いい子
チェーンソーマンを見ながら作りました。
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