初時雨(はつしぐれ) 天は薄青(うすあお)に
ほんのわずかな時を分かつ
昔の人が書いていたわ 生きて世 死にて のちの世だと
あなたがどんなに美しく 透ける羽を生やしていても
それにね なんの意味が セロハン紙 すぐに破れちゃうのよ
ほんのわずかの煌めき(きらめき)
※思うだけ叶わない(※→逃げておいで ここに) 幻探し時は過ぎて 気づかないふり怖いから
凍りついた指先 あたためてほしい
のどの膜を震わせて あなたの名を呼んだ
曼殊沙華(まんじゅしゃげ) 夏に赤く咲き
命の葬列見送るの
国語の先生つぶやいてた 生きて世 死にて のちの世だと
終業式は二日前で あなたを知ったのもっと前
永遠に好きで好きで そんなウソ言ってみたのもウソで
心の中にある闇 あなたに託したい
昨日のこともすべて消えて 生まれ変わる気がしたの
なぜそんなに脆いの ※指(※→爪)でちぎったら
※まばたきするくらい束の間 手の中の命はきれいね
(※→手の中で消えていくの 未熟な命って綺麗)
わたしをきっと忘れないでいてね
音もなく渡ってく あなたの
翅(はね)の音(※オト→ネ)きっと忘れないからね ずっとね 生きてる間だけはね
初時雨(はつしぐれ) 天は薄青(うすあお)に
ほんのわずかな時を分かつ
昔の人が書いていたわ 生きて世 死にて のちの世だと
あなたが白く美しく 透ける羽を生やしているのはね
それにね きっと意味が 生きる意味が あなたがいる意味なのね
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想