君の人生は僕の糧で
差し出されたその身を喰らう
動けなくなるまで笑い
泣きながら僕を喰らう
声なく縋り首に絡みつく
睨み付ける眼光が刺し抜く程
散々わめき散らして掻き回す
甘言が掻痒感に酷似する
耐え切れなくなって突き放す
切羽詰まった君だって同じだろう
抱えきれなくて倒れ込む
全体重で繋いでた手と手
もう関係無いって叫び顔を覆う
降り注ぐ感情の音
泣いていたって関係は不和を広ぎ
返す言は無くて
未だ叶わなくなった僕の夢を
握り続けているから
見出した希望の欠片さえ
掴むことは出来ずにいる
また明日何かを腐らせる
信頼か時間かメシか僕の眼か
代わりになってくれるモノ
護りたいと言い喰らったモノ
もう原型を留めない残渣の様な
想いを廃棄した
生ゴミからはいつまでも
雫が滴り続けた
君の人生は君のもので
誰に差し出すかなんてこと
僕がこの先知ることも
携わることも無い
でも君の人生は僕の糧で
差し出されたその身を喰らう
動けなくなるまで笑い
泣きながら君を喰らう
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