凪いでいく不公平が
溶けていく不平等に
きっとぼくらは死んでく
あなたを畏怖したまま
なにを恐れてたんだ
わかんないな
異常を淘汰した正常を
望んでいたのは誰だったっけ
枯れた声は響かなくて
それでもここでうたっているよ
落ちていく脈の音 あまりに冷たく
あなたをわすれていく
透けていく不透明が
満ちていく不鮮明に
ああ ぼくらはうまれる
すべてをなくしてから
なにを夢見てたんだ
わかんないな
非情が蔓延った正常を
変えようとしたのは誰だったっけ
ガラクタすら愛おしくて
それだけのことを思っているの
とめどない感情 たしかにあるのに
ぼくらはわすれていく
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