見慣れた景色を 電車の窓から
離れていくのを 静かに 見送った

いつまでも続くと 信じていた日々
終わりが来るのを 胸の奥 気付いてた

流れていく 車窓からの眺めに
儚く散りゆく 花びらがひらり 舞い降りた

桜咲いたら 始まりと終わりの合図
瞼の裏に こっそりと隠してた願い
ここから空へ 桜吹雪の中
はばたけ

流され消えゆく うつろう車窓は
蜃気楼のよう ぼんやり 不確かで

隠せない 不安に溜め息が
尽きせぬ想いに 涙がぽとり 零れ落ちた

桜咲いたら 始まりと終わりの合図
指先辿って ゆっくりと涙を拭おう
悲しい想い 透けるような空へ
溶かそう

始まりには 盛りは過ぎて
終わりには 間に合わなくて
わずかな時 艶やかに 染める
桜の姿に恋い焦がれる

桜咲いたら 何かが生まれる合図
心の奥に ひっそりと息づいてた誓い
流れる景色に そっと呟いた
生きる と

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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SAKURA

これも春の歌です。
旅立ち?見たいな雰囲気です。

閲覧数:74

投稿日:2008/03/19 02:20:16

文字数:390文字

カテゴリ:その他

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