[1]
<A>
わたしの中に在る風景
色褪せた空はなぜか温かい

頬に雫がつける爪痕一筋
そっと触れる指先は微熱(アツ)く

<B>
加減をしないで
照らした月よ

ねえ 教えて

<C>
忘れられない季節に
そっと風鳴き
握り締める手には
破片(カケラ)が残る

[2]
<A>
二人で見つめた風景
鮮やかな世界が遥か遠く

つまらない日常なんて嘘吹いて
我が儘に笑顔咲いて

<B>
からかうように
瞬(マタタ)く星よ

ねえ 答えて

<C>
無くしたくない季節は
本心(ナカ)でリフレイン
止められない営(アユ)み
だから未来(マエ)へ

[3]
<B>
"慰めは要らない"
深い夜に…

そう 呟く

<C>
好きだと泣いた気持ちは
変わらず満ちて
逢えない現実(イマ)こそ
云うよ そっと

ありがとう
ありがとう…

[EOF]

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

"SEPIA OF PAIN"[仮題]

哀しいけれど、現在は離ればなれになってしまった貴方へ…

決して辛いことだけが影を落としているわけじゃないよね

だからこそ、素直な言葉に気持ちを込めて言うよ

ありがとう…

-

女性のメンタル面での独特な強さに焦点を当て、どんな思い出であれ、上手く昇華してしまう感じを表すよう留意してまとめました。
また、内面と云いつつも、ある種の空気、匂いが浮かぶよう構成にも配慮しています。

初音ミク或いは巡音ルカでの歌唱を想定しています。

閲覧数:85

投稿日:2010/11/11 11:51:06

文字数:371文字

カテゴリ:歌詞

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