ジャケット

雪が去りて 鳥たちが唄えば
枝葉から確かに はじまる春
香る 花霞のむこうがわは
賑やかな 宴の音

町に響きわたる 祭り囃子
春に酔えず 心は 上の空
季節の袖 たぐり寄せるように
その腕を 握れたなら

色づいた 景色の中で
儚さの 木々が揺れる 
されど もう 実る蕾は
心に秘めておけず

桜舟 一片(ひとひら)
あの空へ 漕ぎ出す
花の海を渡るは 淡き恋心

舞い散るのではなく
舞いあがると決めた
春色の帆に 一陣の風を受け 

一人歩いた 湖のほとり
流るる花よ どこへたどり着く
肩を並べ いつか あの水面(みなも)に
二人を映せたならば

愛しさに 染まりはじめた
心の紅(べに) 朧月
膨らみつづける蕾が
空へと 開く日まで

桜舟 一片(ひとひら)
どこまでも 漕ぎ出す
花の海に浮かぶは 淡き恋心

舞い散るのではなく
舞いあがると決めた
春色の帆は 一陣の風を待つ

桜舟よ どうか
咲き誇れ 二人に
荒波さえ越える 凛とした姿で

舞い散ることはない
舞いあがる想いが
春色の帆を掲げし 船出の刻

【ひらがな読み】

ゆきがさりて とりたちがうたえば
えがはからたしかに はじまるはる
かおる はなかすみのむこうがわわ
にぎやかな うたげのおと

まちにひびきわたる まつりばやし
はるによえず こころわうわのそら
きせつのそで たぐりよせるように
そのうでを にぎれたなら

いろづいたけしきのなかで
はかなさのきぎがゆれる
されど もう みのるつぼみわ
こころにひめておけず

さくらぶね ひとひら
あのそらえ こぎだす
はなのうみをわたるわ あわきこいごころ

まいちるのでわなく
まいあがるときめた
はるいろのほに いちじんのかぜをうけ 

ひとりあるいた みずうみのほとり
ながるるはなよ どこえたどりつく
かたをならべ いつか あのみなもに
ふたりをうつせたならば

いとしさに そまりはじめた
こころのべに おぼろづき
ふくらみつづけるつぼみが
そらえと ひらくひまで

さくらぶね ひとひら
どこまでも こぎだす
はなのうみにうかぶわ あわきこいごころ

まいちるのではなく
まいあがるときめた
はるいろのほわ いちじんのかぜをまつ

さくらぶねよ どうか
さきほこれ ふたりに
あらなみさえこえる りんとしたすがたで

まいちることわない
まいあがるおもいが
はるいろのほをかかげし ふなでのとき

00:00 / 03:05

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

piapro公式Twitterで紹介されました

桜舟

Soruto Worksコラボ曲の4曲目です。是非聞いてみて下さい!

作曲:Soruto
Special Thanks,
作詞:moca_fe さん

歌詞リンク: https://piapro.jp/t/3aC6

閲覧数:150

投稿日:2024/04/21 21:50:15

長さ:03:05

ファイルサイズ:3.5MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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