『絶望version up』
A1
【バージョンアップが終了しました】
目の前に 浮かぶ文字
蝉が鳴く 公園で
固まった 私に向け
文字が躍る
【Read Meを表示します】
B1
Read Me(取説)によると 魔法が使えるらしい
半信半疑で ベンチを指さしてみた
S
突如上がった火柱が
赤いベンチを焼き尽くす
私はただ呆然と
消し炭のベンチを眺めてた
A2
【データの補正が終了しました】
目の前に 浮かぶ文字
汗滲む 昼下がり
うなだれた 私に向け
文字が躍る
【マッチング開始】
B2
解説によると 魔物が出てくる らしい
其処での敗北 即ち生の終わりと
S
突如現れた影に
振り向くも間に合わなくて
爪が喉を引き裂くのを
諦めることしか出来なかった
C
恐る恐る目を開けると
影はいなくなっていた
夏に降る雪が舞い落ちては
熱された土に溶かされた……
S
突如声をかけられた
そこには少女が立っていた
スカイブルーの瞳だった
ようこそ とつぶやき微笑んだ
目の前に浮かぶ
【 To be continued……】
絶望version up
以前作詞した『夏に降る雪』の関連です。
主人公の視界に表れた謎のバージョンアップ通知。
同時に使えるようになった『火』の魔法。
何も分からないまま、夏にだけ現れる『影』との戦いに巻き込まれる主人公。
そこにスカイブルーの瞳の少女が現れ……
と言う感じです。
この詞も曲を募集しております。
琴線に触れましたらよろしくお願いいたします。
その他曲募集リストはこちら
http://piapro.jp/bookmark/?pid=akirakatase&view=text&folder_id=219180
こちらもよろしくお願いいたします。
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