急行列車は遅延しない
(メモ用、以下歌詞)
瞬きをしただけで九十分が過ぎたような気がしたんだ。
名鉄で友達と別れ、ひとり急行列車に揺られた。
孤独ではないけど、満足できない。
願いを募らせる僕がいた。
まだ見知らぬ誰かを好きになりたくて、愛してみたくて眠っている。
隣の座席の夢は待ち合わせていた彼に連れられて歩いて行った。
乗り込んできた社会人の溜息と舌打ちが混ざりあった。
疲労したその目に倣って液晶画面をただ見つめていた。
ふと気が付いたら眠りこけていて、降りる駅を通り過ぎて息を漏らした。
食べごろを逃した果物のような顔をして次の駅で降りた。
テレビに映る芸人の彼女がいない自虐ネタが笑えなくて。
いつも通りの生活をこなし、ベッドに潜り、瞳を閉じた。
まだ見知らぬ誰かを好きになりたくて、愛してみたくて眠っている。
覚めない夢の中に閉じこもるのは飽きた。
背筋伸ばして生きていく。
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