あなたに届かないこの歌を歌い続けていこう。
この場所、この空、この時を越えて
あなたが大好きなこの歌を守り続けよう
この時を、あの街に、あの場所に戻りあなたに会えるように

月明かりの赤い水たまり、立っている少女
光る日本刀、映るのはただの肉片(もの)
月明かりの羽織、浅葱色、現れたアイツ
見える黒い髪、鬼になれないアイツ

無機質な目、光り輝く月のような髪
歌い始める、肉片(もの)に贈る滅びのレクイエム
「早く帰ろう」、歌をやめるとにやりと微笑む
「歌っていろよ」、浅葱色の鮮やかな羽織

鬼【わたし】と人間【おまえ】が出会って変わり始めていった
感情、表情、希望もなかった私に与えてくれた、教えてくれたお前
鬼【わたし】は人間【おまえ】に出会って思えるようになった
離れたいと、しつこいと、嫌いと思うお前を守りたいって

光が射す蝦夷地の馬の横、倒れているあなた
向けられた銃、映るのは赤い流血
光が射す、浅葱色の羽織、見えたような気がして
運命なんてもの、憎くてたまらないよ。

とまらない赤、染まっていくあなたの洋装
私はわめく 「お願いだから、一人にしないでよ」
そこで微笑む、「歌ってくれ」と私に頼む
貴方に贈る 私が歌う、最期の愛の歌

鬼【わたし】は人間【あなた】がいたから変わることができたよ?
感情、表情、希望もなかった私に教えてくれたあなたに
鬼【わたし】は人間【あなた】に何も返せていないんだよ?
愛しいって、恋しいって、好きだって思うあなたに言ってないよ?

生まれたことが罪、歌を歌うことが罪、生きてることが罪。
小さいころから言われてきた、私の罪。これは
今までの報い?愛されたことの報い?愛したことの報い?
冷たくなった彼の横顔、私のせい。なんで・・・
───あなたが死ぬ必要があるの?───

わたしはあなたに出会えて変わろうって思えた
感情、表情、希望もなかった私は与えてくれたあなたに
わたしはあなたに出会えて変わったって思えた
愛しいって、恋しいって、好きって思うあなたと生きたいと思った。

わたしはあなたをこれから変わらず愛すよ
何年、百年、たとえこの世の終わりが訪れる時が来ても
わたしはあなたに誓うよ、愛しています
いつでも、どこでも、いつもあなたが好きなこの歌を歌いましょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

浅葱の鬼と歌う金色

わかる人には・・・わかりますよね?

あの人の歌ですw大好きすぎで歌詞を作りました

閲覧数:165

投稿日:2013/05/04 19:54:10

文字数:964文字

カテゴリ:歌詞

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