レンとミクは黙々と歩く。
ミクのすすり泣きもちょうど止まったころ、塔の前についた。
この塔は遠くからみたら高かったが、目の前で見るとギリギリ四階分あるかないかの小さいものだった。
行く手には大きな穴が、ぽっかりとあいていた。
どうやらここが入り口らしい。
レ「はいってみる?」
ミ「う・・・うん」
レンとミクは恐る恐る塔の中に入っていく・・・
中には奇妙な装飾が施してある螺旋階段が天井までのびていた。
レ「なに・・・これ・・・」
よくみると、かすかだが階段の装飾が鼓動のように波打っている
ミ「ねえ・・・レン・・・?」
ミクが眼を見開いて入り口の方を指さす・・・。
レンがゆっくりふりむくと、大きな穴だった入り口は、人も通れない大きさになっていた。レ「の、のぼるしかなさそう・・・だな・・・。」
ミ「う・・・うん」
カツン・・・カツン・・・・・・・・
広場に響く階段を上る音・・・
上りきると、そこには大きな扉・・・・
ミ「は、入るの・・・・・?」
レ「入らない・・・訳にはいかないようだ・・・。」
キイ・・・
レ「!?」
ミ「!?」
不意に開いた扉・・・
その瞬間、眼に映る見覚えのある顔・・・
ミ「カイト?」
ミ「なぜ?・・・なぜアナタが・・・こんなところに・・・・」
ミ「もしかしてアナタも・・・・」
「無礼なッ!!」
ミクの言葉は聞き覚えのある声で遮られる。
「冥王様に向かって呼び捨てとはッ」
ミ「メイコ・・・?」
「・・・っぐぅ・・なぜ私の名をっ・・・」
冥「もうよい・・・下がれ・・・・」
メ「・・・・ハッ・・・・。」
そういってメイコは姿を消した。
カイトとメイコはミクのいえに毎日と言っていいほど遊びに来ていた。
そんな彼らがなぜ・・・
冥「ついてこい。」
その一言でミクは正気にもどった。
ミクとレンは「冥王」と呼ばれた男についていった。
その男は部屋の奥にあった玉座にどっかりとすわりこみ、どこから取り出したのかアイスをなめながらいった。
冥「おまえらには<シニガミ>をやってもらう。」
冥「まあ、よーするにぃ 寿命がきた命をかりとれってことよぉ」
軽く言った。
冥「全部終わったらかえしてやるからぁ・・・がんばって。」
冥「じゃあコレ・・・きょうのぶん。」
そういってメモを渡された。
このときから、レンとミクは<シニガミ>になった。
                   つづく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

シニガミ 2

カイトとメイコをだしてみました。

閲覧数:191

投稿日:2009/07/29 18:41:14

文字数:1,004文字

カテゴリ:その他

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    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    ヘルフィヨトルです。
    びくびくしながら、「カイトとメイコどうしたの?」って思いながら、読んでいたら。
    アイスがwwwwwwwww

    2009/07/29 19:00:23

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