巡り合わせは徒に 朝な夕な惹かれ溺れた
影追い慕う日々を 戯れに縁と信じ
何時しか憧れは 胸を包む火群と変わり
痛みにも絆されて 絶えず燃ゆる恋病


月の影に伸ばす指は 空を割いて痕を残す
〝人目忍び泣き明かさむ 両の眼つぶるまで〟

――煩う病が咎なら いかで許されん――

〝思ひ乱れてなほ恋し 狂ひ咲きの百花繚乱〟
〝結ばぬ実と言へども 綺麗な花は咲きませう〟
叶わぬ恋の先 ただ変わらぬ証求めた
仰いだ背は遠のき 痛みだけが募りゆく


『理も性も背けたら 願うほど狂おしくて…』


〝たとへ憂き世に散らうとも 触れて散らむ鏡花水月〟
〝つれなき現世など 目に見えずとも厭はない〟
もし愛されるなら 全て全て夢と知りても
独り寝の寂しさは 袖の月にひとしずく

交わす小指の契りさえ 許されない身の上ならば
玉の緒を引き千切り 二人結ぶ糸に変えて
舞い散る花吹雪 紅く染めて想い綴ろう
私の想いを乗せ 咲いて誇れ徒の花

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

徒花綴~咲き乱る君ぞ愛しき~ 《コラボ》

作曲:ゼロ距離Pさん
http://piapro.jp/t/mHfc

叶わない恋でも、恋の花は艶やかに咲いて、散るのです。

閲覧数:571

投稿日:2013/03/15 23:23:52

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました