再生の色合いが野山にこだまして…
あの日みた記憶は
今もまだこびりついて
消えないけれども
僕自身を生かしている
空に放った歌
声は遥かに届いた
ありふれた景色さえも山吹に揺れて
駆け回る風は今を掴んだ
連なる山間の里にも便りは届いて
感情が満ちていく
光を迎えた空は素直に笑った
そこにあるけど
見えないもの
探し続けた宝のような
再会を
共に作った秘密基地も
靴を飛ばしあったブランコも
覚えている
階段を上がる度に忘れる記憶には
愛するものへの感謝もあった
車輪は回転を続け
山吹に染まる頃には
また懐かしく振り返る
ご意見・ご感想