家具屋の娘だからかぐや姫
となりの家具屋の娘はひとり
たんすの間で遊んでた
いつも男子が店の中を
覗きに来たけど知らんぷり
時は流れ少女は美しい娘になり
月夜の晩久しぶりに言葉をかわした
家具屋の娘だからかぐや姫
「早く9月になればいいのに」
十五夜の夜まるで夢のように
姫は月へと帰った
君はいつも夜空を見てた
時々僕も付き合った
月を見上げる君の横顔に見とれるだけで
意気地なしの僕
君はその時何を言いかけたの?
大人にならなかったかぐや姫
いつまでも美しい少女のまま
僕の心に面影を残し
姫は月へと帰った
君はヒロインかぐや姫
どうしてもっと早く気づかなかったか
僕のおとぎ話かぐや姫
ハッピーエンドにはならなかったけど
空を見上げたら月が見下ろしてる
僕を見守っているように
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