嗚呼、息を止めて君に触れていた
クラクラしていた
夜が鳴いていた
僕は首を絞めて、指を絡め
口を塞いで、跨って
「こんな筈では」って
指を這わせ、舌でなぞって
「グロテスクな愛を謳歌しようか」
「夢を見ていた、君が泣いていた」
毒を吸って、吐いた
「僕も共犯だ」って
君は笑みを浮かべ
「嗚呼、恋は盲目
どうかしてるみたいでしょう?」
唇を指して、君は黙って
「好きにして?」と目を伏せた
『好き』で貫いて
「息が詰まりそう、どうせなら僕らも、いっそ–––」
口を塞いで、押し倒して
「共犯者みたいだね」って
「愛を知らず生きてきた」と
君は笑って、首を傾げ
「少女のままでいたかった」って
呟いて毒に火を点けた
嗚呼、声に出して君を呼んでみた
獣染みていた獣慾に名前を付けて
僕が汚した躰も、声も、瞳も、息の根も
「全部僕の物だ」
「いいよ、それじゃあ、溶け合おうか
行けるとこまで愚図ついてみよう」
「有耶無耶にしてきた『愛』が
分からなくて、死にたくて」
首筋に爪と歯を立てて
「『愛』の形を教えて?」
『好き』を疑って、嘘で縛って
「王子様はいないんだ」って君は笑って
嘘を愛した僕の頬に手を添えた
「殺してよハニー、息がつまりそう」
「どうせなら私も、いっそ–––」
歪に歪んだ愛の形は、皮肉にもハート型だ
押し倒して、愛を囁く
「僕には君しかいないんだ」って
「嘘吐きだね、君も共犯者」
呟いて、君は笑って、キスを強請った
小悪魔みたいに!!
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泣き喚いたって、神に祈ったって
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口を塞いで、徒らに焦らす
服も脱がせずに君は言う
「復讐の味だね」
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愛憎劇、電気消して、音楽止めて...キスミー・ベイビー・アヴェンジャー 歌詞
時雨
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云え。
先週の火曜に、君が言った
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情緒不安定、君は逝った
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夕方五時、ネオン街と...ルーフトップ・ナイトダイバー
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chise_ism
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「分からないんだ」って
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響く嬌声、軋む浮遊感に満たされていた」
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時雨
(イタ)
静まる空横目にさ
僕と君へのプロローグ
冷たいその柄(つか)に手を当てて
(イル)暗い夢の中
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(イル)
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ゆらゆらと戦(そよ)いでも揺るがぬ
足音に囁(ささや)いた...【亜音イル&イタ】斜向ヶ丘【オリジナル曲】
ある調味料
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