一夜桜、恋文と__ bpm204
足りない笑顔補うための
最果ての奥へと向かった
空模様から溢れた 藍色の雫
筆ペンへと滲み出し
取り返しが付かなくなっていた
そうだ
知らないシナリオが
そっと頭に浮かんでは消え
書き直して謙(へりくだ)り
ナイフで汚した銀朱の紙
有り得もしないと手放した
あの日呼んでた未来像
君は 僕を恨んでいますか
僕の名前を呼ぶ君の
微笑んだ顔をずっと見ていたかった
あの桃源郷へと続く道を
ただ虚ろな顔して 眺めているんだ
何に例えよう もう何にも要らないよ
それでもさ 君だけは
手放せないや
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