鬼月夜　off vo

鬼月夜　off vo
歌　synthesizerV-mai-
作詞・作曲/MAG.13

鬼の面 (おもて)かぶりし月夜の姫よ
光と影に秘す真実 (まこと)
銀の矢 (や)を放ちて、運命 (さだめ)裂きぬ
かぐやは鬼、月へ還らぬ

竹の森、闇に潜めり
掴む手は、紅 (あか)に染まりぬ
天より降りし、慈 (いつく)しき貌 (かお)は
鬼の爪 (つめ)にて、星を削りて

鏡に映る、偽りの瞳 (まみ)
その奥に燃ゆる、紅蓮 (ぐれん)の火
「愛せよ」と囁く声
誰も知らぬ裏の真 (まこと)


鬼の面かぶりし月夜の姫よ
光と影に秘す真実
銀の矢を放ちて、運命裂きぬ
かぐやは鬼、月へ還らぬ


村の民 (たみ)よ、皆が慕えど
その眼差しは冷たき刃 (やいば)
「さらば」と夜明けを告げし時
花咲かすは、黒き茨 (いばら)

光満つる竹取の里
その裏に潜む、妖 (あやかし)の影
「偽りなし」と泣き叫べど
真 (まこと)の果ては血に染まりけり

月は照らす、罪の道を
逃れられぬ、宿命 (さだめ)の糸
最期の夜に、涙零して
鬼は月に、還りゆくか？


鬼の面かぶりし月夜の姫よ
光と影に秘す真実
銀の矢を放ちて、運命裂きぬ
かぐやは鬼、月へ還らぬ


月へ還らぬ、月へ還らぬ
かぐやの秘事 (ひごと)、今も揺らめく