水が流れるように 砂が零れるように
雪が溶けるように 岩が崩れるように

止められないものたくさんあるから
たった一つだけ握るよ
失くしたくないものたくさんあるけど
たった一つだけ抱くよ

捨てていい 残りの全部
爪を伸ばして 掌握って
この想いだけ刻み込む
前になんて進まないよ
此処にいて


花が枯れるように 色が褪せるように
人が老いるように 時が過ぎるように

想いもいずれは薄れるのなら
これだけ胸に刻むよ
何があっても失くさない 失くしたくない
この愛だけは

傷でいい シルシをつけて
痕を残して 跡にして
君が望むのがこの先ならば
なんにだってなるから
連れていって


崩れることを 壊れることを
恐れているかと聞かれたら
失くしたくない 忘れたくない
傷つける強さで愛して欲しい
追いていくなら壊していって

ずっと君だけ想っていたい
ずっと此れだけ抱えていたい
ずっと傍においておいて欲しい
死ぬんだったらひきずってって


馬鹿でいい 操縦してて
勝手にしてて 好きにして
君の勝手でふりまわしてて
あたしが勝手に好きでいるから
好きでいさせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

愛に傷つけて

マゾヒスティックを根本的に考えてみた。

愛する人に自分のすべてを使いきって欲しい、というのが主題。
傷つけることも身勝手な都合で振り回すこともすべてを悦べる。
自分の命の全部を人生の全部を、捧げるから好きにして欲しい。

たった一つ恐れることは、捨てられることと想いの風化。
それは即ち生きる意味を理由を失うこと。

Mの愛って一見献身的だけれど、実際のところ
つまりは酷くエゴイスティックだと思う。

閲覧数:172

投稿日:2009/04/25 02:39:35

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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