A
額に飾る　嘘と見栄の絵画
高値　破滅　際まで　汚濁した絵
一目見れば　嘘と見栄の絵画
虜になる　引力　曰くの絵さ

B
ほどいて　目に焼いて
ほらまた一人　こちらに落ちた

S
呪われたこの手で　触れれば帰着
スフマートに囚われ　万能感に酔いしれ
呪われたこの身で　見つめてあげる
グリサイユで捕らえて　何よりも深く


2A
欲に踊る　嘘と見栄の絵画
欺瞞　虚説　縁まで　汚染した絵
ある日君は　嘘と見栄の絵画
見つけ　見つめ　目が合う　曰くの絵さ

2B
どうして　目が逸れた
君だけ一人　手に入らない

2S
呪われたこの手で　触れても無意味
なににも囚われず　掴めない存在
呪われたこの身で　見つめてみても
僕だけ捕らわれて　届かない視線

C
僕が描いた　嘘と見栄を詰め込んだ
見つめている　君は　絵じゃなくて僕を

3S
呪われたこの手じゃ　触れられないと
握る手を包んだ　君の手は熱くて
呪われたこの身じゃ　近づけないよ
描き殴るこの絵は　拙くて醜い

呪われたこの手で　描いた君は
それでもどこまでも　純粋で綺麗だ
呪われた僕にも　笑顔をくれる
君のその全てを　この筆で描くよ

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A
がくに　かざる　うそと　みえのかいが
たかね　はめつ　きわまで　おだくしたえ
ひとめ　みれば　うそと　みえのかいが
とりこ　になる　いんりょく　いわくのえさ

B
ほどいて　めにやいて
ほらまたひとり　こちらに　おちた

S
のろわれた　このてで　ふれればきちゃく
すふま（ー）とにとらわれ　ばん（のう）（かん）によいしれ
のろわれた　このみで　みつめてあげる
ぐり（さい）ゆでとらえて　なによりもふかく

2A
よくに　おどる　うそと　みえのかいが
ぎまん　きょせつ　ふちまで　おだくしたえ
あるひ　きみは　うそと　みえのかいが
みつけ　みつめ　めがあう　いわくのえさ

2B
どおして　めがそれた
きみだけひとり　てにはいらない

2S
のろわれた　このてで　ふれてもむいみ
なににも　とらわれず　つかめない　そんざい
のろわれた　このみで　みつめてみても
ぼくだけとらわれて　とどかないしせん

C
ぼくが　かいた　うそと　みえおつめこんだ
みつめている　きみわ　えじゃなくてぼくお

3S
のろわれた　このてじゃ　ふれられないと
にぎるておつつんだ　きみのてわあつくて
のろわれた　このみじゃ　ちかづけないよ
かきなぐるこのえわ　つたなくて　みにくい

のろわれた　このてで　えがいたきみわ
それでも　どこまでも　じゅんすいで　きれいだ
のろわれた　ぼくにも　えがおおくれる
きみのそのすべてお　このふででかくよ