[A1]
耳に　住んだ　あの雑音と　消える事ない　淡い残影
この手　あげて　耳を塞ぐか　頭触れるか思考する

[B1]
幼い日の　影　背は伸びたが　まだ　足元には　あの　小さな影　笑う

[A2]
荒れた　部屋で　男の声は　支離滅裂で　怯え叫んだ
零れ　落ちた　誰かにあてた　手紙と共に　床に散る
[B2]
穏やかな日　追い　求めたのは　ただ　安らぎ(い)と　あと　少しの愛　そばに

[C1]
「あなたはとても　いい子いい子なの」
「誰かみたいに　ならないで」
「あなたのためよ　あれもこれもそう」
「何がそんなに　嫌なのよ」

[C2]
出られない　見張られてる
伸びた陰に　見られてる

救いの声は
雑音に溶け
聞こえていない
聞こえてる

[D]
足音　まだ
聞こえる　ほら
あの人　いるんだ
部屋の外に

[E1]
あは　はは　はは

[E2]
馬鹿馬鹿しいと
答えは出ても
超えは叫んだ
雑音に乗せ