悴む手に握る 追憶の足跡
濁さず旅立った 己の影法師
片翼残された 傾く天秤は
聞こえてくる声に 今 終を願う
死にたい 生きたい 消えたい 消したい
明日は 見えない 今日も 消えない
期待 外れ 道を外しきれはしないまま
駆ける心の音を忘れて
割れたグラスに目を閉じ(聞かせて)
傷に染まる愛に魅せられて
落ちる色をかき消して(穢れてく)
何度もなぞられた 痂皮にもなり得ない
悪夢にうなされて あの日が重なる
果たされない約束
雨音は鳴り止まずに
自分が見つめていた世界は
自分が描いた理想は(幻は)
愛を裏返しに刻んでいた
落ちる色を踏みしめて(噛みしめて)
零れゆく明日を眺め
戻らぬ時は流れて(消え去って)
向けられた銃口に怯えて
散る花びら愛を乞う(見つけるまで)
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