「哀愁鉄道」

詞・曲　なす
　　歌　初音ミク


愛とシュールを混ぜこぜにして
あっという間に出来上がり
挨拶代わりのグーテンターク
ここは東京ド真ん中

カット・ペーストやたら駆使して
ハッとキュートなかくれんぼ
放送報道妄想モードで
もうもう東京外回り

最終列車は２本先
哀愁鉄道　地獄行き
改札抜けたらファンタジー
やめて、さらうのはアタシじゃないの

アッと驚く一般人
いっそこのまま地獄へ連れてよ
ウッとこらえる感情を地獄へ持ち帰ってよ

エッと傾げる上半身
おっと危ない歌舞伎のポーズで
カッと見開く瞳孔で浮世を目に焼きつけて

サンキューこのまま道なりに
緩急つけてもそれなりに
嬉しくなんかないんだから
苦しくたっていいんだから

キット・カットを粉々にして
サッと混ぜれば通せんぼ
早々競争暴走モードで
もうもう東京内回り

最終列車はこの次に
哀愁鉄道　地獄行き
改札抜けたらファンタジー
やめて、やり残したことがあるの

きっと思いを純情に
クッと回すの時計を１０時に
ケッと吐き出す感情を跡形もなく消してよ

コッココケコココケコッコー
さっき鳴いてたニワトリさんでも
嫉妬しちゃうの簡単に。お願い許してよ

最終列車は参ります
哀愁鉄道　地獄行き
改札抜けたらファンタジー
やめて、まだアタシ死にたくないよ

スッと差し出す地獄行き
せっせ働く駅員さんに
そっと近づく瞬間に到着のアナウンス

アッと驚く瞬間に
こっち向いて笑う貴方を背に
やっと飛び込む地獄行き
さよなら憧れの人