血乱れた羊水で眠り
欲望に塗れた子宮(ハラ)を
突き破って君は誕生(ウ)まれた

眠りなさいと機械(ママ)が唄う
タマゴ型の柵格子の中、響く
狭間で揺れるわたしの思考
刹那瞳に映る魅惑の羽、高く

さあ、荒れ狂う姿を曝け出せ
懐柔された感情などいらないから
おさえなくていい、本能のまま
甘美なるその衝動で朱を魅せて欲しい
わたしも君のようになりたい

一色の世界を歩いて知る
足を刺激する生温さ
そのときに君は始まる

壊しなさいと博士(パパ)が諭す
重々しい鉄の鍵を外し嘲笑(ワラ)う
曖昧な空間に揺られる二人
帰れないと知りながら鎧を纏う

さあ、美しい歪みを叶えて
整っていることだけが「綺麗」じゃない
奥底に潜む善意に背いて
艶やかなその凶器(狂気)で朱を振り撒いて欲しい
わたしも君のようになりたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

killing machine

殺戮人形を起動させます。

閲覧数:116

投稿日:2012/04/18 10:34:43

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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