心の雨が、止む果てに
秋冷えの風に流れる 流浪雲追いかけて
少しだけ急いでいた 見失わないように
赤い夕日は足元をふたりの形に切り抜いて
まだ見えぬ道の向こうまで長く伸びたはずだった
堪え切れず空が涙流すときは あなたのすぐ傍で傘をさしてあげる
昇り切れなかった天に唾を吐けば
ひとりきり 百年の孤独と知る
過去を忘れて行く中で 人は過ちと知らず繰り返す
変わりゆく空色の中で 雨上がる頃架かる虹は同じ
日々出会う何気ない喜び 一番身近だったあなた
それが全てだと気づかなかった それが全てだった
或いは明日にあなたが背伸びを止めたとして
小さな幸せは変わらない 誰もがそれに気づければ
耐え切れず心が雨を降らすときは あなたのその空に傘をさしてあげる
ふたりのこれからにたおやかな風を
せめて ふたりのそれぞれに穏やかな愛を
希望の底を深く深くえぐるような 鋭く冷たい小夜時雨
どうかこの世界が明日は晴れるように
どうかこの心が明くる日に晴れるように
翔け昇る昭和は泡と消えて、残された飛沫 現代も光るのか
変わりゆく空色の果てに あなたを形成る全ての人が
誇る旗よあれと 僕は願うんだ
過去を忘れてゆく中で僕は過ちと知り乍ら繰り返す
その傷が いつか 人類を挫くけど
次代を紡ぐ歯車 誰もがそのひとつ
秋冷えの風に流れる 流浪雲追いかけて
ふたつの足で歩くんだ 自分の決めた速さで
【神威がくぽ】心の雨が、止む果てに【オリジナル】
「心の雨が、止む果てに」の歌詞です!
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