キミは忘れたのか　あの日流した涙を…
傷ついて飛べなくても歩けるからと言った日を…


キミが目指した空は
遙か遠く　手を伸ばした
けれど道を遮るものは多く
倒れ立ち止まった

いつか交わした誓い
どんな困難があっても
きっと道を切り開ける
強い想いあれば

落ちた夕陽はやがて朝になる
枯れた草木はいつか芽を吹いて
眠る生命（いのち）はまた産声を上げ
めぐる季節がもたらす奇跡

キミは忘れたのか　あの日流した涙を…
傷ついて飛べなくても歩けるからと言った日を…
降り続く雨　いつか上がるように
そう今は願うだけ。


キミが目指した空は
遙か遠く　まだ見えない
けれど道はいまでも覚えている
刻まれた足跡

いつか語った想い
そこに辿り着いたなら
きっと道を振り返って
零れ落ちる滴

岩を割り咲く桜の強さも
流れ逆らう魚の姿も
生きるためには避けられないように
まわる地球（せかい）に飛び込む勇気

キミは忘れたのか　あの日流した涙を…
傷ついて飛べなくても歩けるからと言った日を…
凍りついた時間が溶けるように
そう今は願うだけ。

キミの時代はキミが動かすと
そう今は願うだけ。