ふたり なみだでにじむ
よるのけしきを
あるいていこう
ふたり ちらばるとげを
ふみしめながら
こらえながら
あるいていこう
あなたのひとみの
ふちのひかりのような
するどさも
のみこんで
ゆうぐれのせかいで
きょうねむるばしょに
あなたの ぬくもりを
てを つないだまま
よるをこえること
ねがっている
ふたり ぬぐえぬつみを
えぐるように
いきをしよう
ふたり きざむいたみも
わすれないまま
いきをしよう
とおくの まちのひを
みつめる そのとき
おなじよなおもいを
めを つむるそこに
いだいてほしいと
わがままにもおもっている
よるのふかさほど
いのりのように
だきしめながら
きょうねむるばしょに
あなたのぬくもりを
てをつないだまま
よるをこえること
わがままにも
あなたをうばうしあわせであること
ねがっている
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