温もりに沈むネージュ
掴めないままの城は
その 赤い炉のそばでは
生きられない…


遠い日へ風を伸ばし
風は 青い露を運ぶ
青い露を汲み合わせ
私に返る

ネージュの城は
褪せた、その日を待つばかり…

一面に静むネージュ
冬晴れの日射しさえも
その城に溶け込むだけ
城を染めていくだけ…


灯る生が 死を連れて
巡る四季が奇跡となる

サヨナラに濡れるネージュ
薄れゆく淡い城は
温もりに触れて溶けて
消えゆくから

また 君に出逢えるように
この世界の四季は巡る
時代の始まりを告げる
ネージュの城


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<もうひとつの舞台>


温もりに沈むネージュ
掴めないままの白は
その赤色のそばでは
生きられない…

遠い灯へ風を伸ばし
風は 青色を運ぶ
青色を組み合わせ
また紫に変える

ネージュの白は
褪せた、その灯を待つばかり…

一面に静むネージュ
冬晴れの兆しさえも
その色に溶け込むだけ
白を染めていくだけ…


灯る声が 詩を連れて
巡る私記が軌跡となる

サヨナラに濡れるネージュ
薄れゆく淡い白は
温もりに触れて溶けて
消えゆくから

また 君に出逢えるように
この世界の死期は廻る
時代の始まりを告げる
ネージュの白

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ネージュの城

閲覧数:118

投稿日:2018/06/05 13:35:18

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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