温もりに沈むネージュ
掴めないままの城は
その 赤い炉のそばでは
生きられない…
遠い日へ風を伸ばし
風は 青い露を運ぶ
青い露を汲み合わせ
私に返る
ネージュの城は
褪せた、その日を待つばかり…
一面に静むネージュ
冬晴れの日射しさえも
その城に溶け込むだけ
城を染めていくだけ…
灯る生が 死を連れて
巡る四季が奇跡となる
サヨナラに濡れるネージュ
薄れゆく淡い城は
温もりに触れて溶けて
消えゆくから
また 君に出逢えるように
この世界の四季は巡る
時代の始まりを告げる
ネージュの城
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<もうひとつの舞台>
温もりに沈むネージュ
掴めないままの白は
その赤色のそばでは
生きられない…
遠い灯へ風を伸ばし
風は 青色を運ぶ
青色を組み合わせ
また紫に変える
ネージュの白は
褪せた、その灯を待つばかり…
一面に静むネージュ
冬晴れの兆しさえも
その色に溶け込むだけ
白を染めていくだけ…
灯る声が 詩を連れて
巡る私記が軌跡となる
サヨナラに濡れるネージュ
薄れゆく淡い白は
温もりに触れて溶けて
消えゆくから
また 君に出逢えるように
この世界の死期は廻る
時代の始まりを告げる
ネージュの白
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