始まりの途
踏み出す今
ひとつふたつ
高鳴る
深い宵に灯された
無数の導が此処に
揺らめいた
誰もが
生きる意味を探して
彷徨い時に悩んで
いつしかそれは
何かに巡り会うと
信じて
暗い殻の中で
君に会うために
開けられた扉を越え
灯影を手に宿した
波間に揉まれてる
夢の枯れ果てた船
その船を満たすため
私は旅立った
絶え間なく生まれ
放たれた調は
星の数程の
音が満たす大海に
寄せられた先
「すくい」揚がるのは
あの日
彼らの背を
追いかけた旅路
虚な鼓動が
水底に落つる
枯れた縁の影
降り積もる夜
たとえ伸ばした手に
波が逆らうとしても
君の生きるその路は
侭、誰にも──
初まりに還る
歌声がはためく
永遠に変わり行く
人の旅路を思い
夜雲に浮かぶ漁火の元で
果てを照らしてく
わたし達が声で
00:00 / 04:00
イサリビ
「マジカルミライ 10th Anniversary」
楽曲コンテストの応募楽曲です。
会場に揺れるペンライトから着想を得ました。
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