チョークがリズム刻む 雑音
つまらないから 小説を手に
ただただ僕は時間を浪費する
「次当たるかもよ」と君が囁く
答えなんて全ては未知数で
現実はそんな綺麗に割り切れないし
今覚えたばかりの定理は明日の学会で覆る
たぶんそういう予定
i と置いて方程式解けたら
君との距離も計算できるだろうか
仮に答えを置いてみて証明してみようか
君と僕の関係式
教師が外で怒鳴ってる 騒音
くだらないから 君の側で
ただただ言葉を消費する
「次なんだっけ」君は呟く
答えはどうやら一つだけ
実際君にしか興味がないし
今放ったばかりの言葉が君に届くまでの時間は
微積分じゃ出てこない
iを二つかけたら答えは
君と僕で出ているようだと
君が一言言ったらそれだけで証明は終わった
君と僕の関係式
帰納法も命題も方程式も関数も
どうやら必要なかったらしい
1も0も100も1000も
君には必要なかったようだ
僕にも必要なかったようだ
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想