折れ欠け秒針円(まどか)に眠る
坂を登ればまた会えるかな
棺桶は空のまま期待はしない
遠回り待ちぼうけの便箋落とす

燃ゆる手向けの花言葉
見ぬ聞かぬの囚われ芝居
少女が嘆く舞台裏

愛痛い耐えられない
その目はすでに死んでいる
傾く身体疼く中心
イノチはまだまだ動いてる

錆び憑き階(きざはし) 垂(しだ)れて虚ろ
崖を降(くだ)ればもう逢えるかな
十字架は土の中祈りもしない
仲間入り仲間外れ軛(くびき)争い

滾(たぎ)る底冷え合言葉
見て聞いての独壇場
少女が嗤う晴れ舞台

無い居ない代えられない
その日はずっと停まってる
嘯く無口騙る心中
イノチはぐるぐる狂ってる

泣いています泣いています
悲しいから泣いています

嗤ってます嗤ってます
楽しいから嗤ってます

自分に正直に生きて活きて
他人に素直に接して徹して

好きなら好き嫌いなら嫌い
はっきりくっきり白黒つけて

「ワタシはそんな、人の生を歩みたい」

愛期待辞められない
ワタシはきっと満ち足りて
瞬く流星駆ける心身
イノチをたまたま持て余し

愛痛い耐えられない
この日を胸に生き延びる
傾く身体疼く中心
イノチをまだまだ動かすよ

「愛、愉快、愛劇場」