私が欲しかったのはいつだって
ワタシだけを愛してくれる貴方


一度目の誕生日は
実感もないままただ一緒にいて
幼い二人は日用品を贈り合った。


二度目の誕生日は
喧嘩も別れも経験して
疲れた二人は少し束縛心理の
働く物を贈り合った


三度目の誕生日は
互いに恋人が違った
それでも心のこもった物を
贈り合い、また一緒になった


四度目の誕生日は
一番愛の溢れるプレゼント
左手になることを夢見た
右手に光るソレ


五度目の誕生日は
なにも無かった。

私の誕生日は
欲しいものが答えられなかった

貴方の誕生日は一緒には居ないだろう


私はいつだって

欲しかったのは貴方


何がほしい?
優しく聞いてくれたあなたが
涙で歪むの。

答えられるわけないじゃない。


どこにあるかもわからない
貴方の心が欲しいなんて




物じゃないの

物じゃないんだよ。


最後まで
欲しいものは無いと言った

最後まで
貴方は気が付かなかった



だからもうさようなら。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

プレゼント

閲覧数:125

投稿日:2012/09/10 10:40:39

文字数:444文字

カテゴリ:その他

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