シャーペンの芯をノックするたびに汚れるノート
黒板の粉っぽい理論達が僕を責める
(飛び出せ)
(飛び出せない)
飼育され 机に縛られていた 君と僕は
黒板の嘘っぽい公式達を疑った
来週の事すら考えていない 周りのヒト
時間割 破り捨てても それだけ 非力だった

泣いたって 裂いたって 刺したって 明日って
無感動に訪れるんだ
伏せたって むせたって 群れたって グレたって
変わらない 変われない

サナギの中で僕達は 未来(そと)に憧れ
現実も知らず 夢を見た
雨に打たれて 吐き出す呪詛は
淡く 脆く 砕け散ったんだ
羽化の瞬間を 今か今かと
待ちわびた僕ら 夢を見て
羽ばたけぬまま 死んでく危機も
知らず 聞かず もがいていたんだ

隣の席のあの子
昨日死んじゃったみたい
そんな噂も栄養分にして
次は誰が餌になるかな

泣いたって裂いたって刺したって昨日って
無感動に消えていくんだ
辛くってもがいたって吐いたって死んだって
代わりはたんまりと

サナギの中で僕達は 未来(そと)に憧れ
現実も知らず 夢を見た
風に吹かれて 語った理想は
淡く 脆く 砕け散ったんだ

羽化の瞬間を 今か今かと
待ちわびた僕ら 夢を見て
羽ばたけぬまま 死んでく明日も
知らず 聞かず もがいている

「どうにかなるだろう」なんて言ってた
後ろの席のアイツも死んだ
待っていたんじゃ手遅れなのさ
不完全なこの羽根を広げて
僕ら飛び立とう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Chrysalis Crysis

飼い殺されていく学生の話

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投稿日:2013/04/06 09:00:12

文字数:617文字

カテゴリ:歌詞

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